哲学
慶応元年に建てられた庄内の古民家は、ただの建物ではない。囲炉裏の煤が染みた梁、庄内石を積んだ土間、縁側から続く枯山水——150年が積み重ねた静けさそのものが、鶴岡茶寮の器です。庄内平野の生産者と直接結んだ契約のもと、その月にしか存在しない食材が、この空間でだけ完成する一皿になる。東京や京都の懐石とは根本的に異なる、土地の論理で組み立てられた料理を提供します。
春の芹、夏の鯵、秋の松茸、冬の寒鱈——庄内平野と日本海が育む食材は、月ごとに顔を変える。鶴岡茶寮の献立に固定のメニューはない。生産者からその朝届く食材が、その日の料理長の手で献立になる。
空間
慶応元年創建、庄内藩の旧家を移築した古民家は、修復しながら現役の茶寮として機能する。囲炉裏を囲む土間席、坪庭を望む個室、縁側に面した半個室——いずれも8席以下のプライベートな空間として設えた。接待・記念日・会食に、記憶に残る舞台を提供する。
囲炉裏の間
坪庭個室
縁側席
生産者
鶴岡茶寮が使う食材には、すべて生産者の名前と畑・海域がある。庄内平野の農家・漁師・山師と直接交わした契約が、流通を経ない鮮度と物語を保証する。献立には食材の出所を記し、料理長が直接語る。
五十嵐農園(鶴岡市)在来種野菜・有機米
佐藤漁業(加茂港)日本海天然魚・岩牡蠣
月山山麓採取組合山菜・天然松茸・木の実
お献立
すべてのコースは完全予約制。料理長が前日の仕入れをもとに献立を確定するため、メニューの事前開示はいたしません。食材アレルギーのみ予約時にご確認いたします。
昼懐石「梅」
¥18,000
全7品。庄内の旬を凝縮した 昼のひとときのための構成。
夜懐石「竹」
¥28,000
全10品。土地の物語を 一夜かけて辿る基本献立。
特別会席「松」
¥48,000〜
全13品。接待・記念日専用の 特別誂え。個室確約。